日本の東京外国語大学出版会が,また一つ意欲的な本を刊行しました。
先週の第21回東京国際ブックフェアにあわせての刊行。今年のテーマ国であるマレーシア出展ブースに華々しく置かれたライトグリーンの装丁。初日にはトークショーもあり編集担当者のTさん曰く「日本で言う手塚治虫のような作家」。
「マレーシア翻訳・書籍センターとの共同出版」(「あとがき」より)とありますが,翻訳家による私家版(試作版)なども存在するとか。度の本にも刊行に至るまでは物語があるものですが,この本もご多分に漏れず様々な経緯を経ているようです。どのような仕組みを経て世に出たのか,本業的に大変気になります。
それを措いても粗筋と絵が王道をいくもので素晴らしい。仕事の骨休めにパラパラと目を通しているところですが,アジア発の魅力的な協働は我が事のようにうれしく思います。
販売取扱店:株式会社JRC
http://www.jrc-book.com/index.html
紹介ブログ(2014年6月28日付)
http://gadogado.exblog.jp/19944202/