哲学への視座 (4) 民主主義と教育を考える
昨年の米国大統領選を受け、年明けには新大統領就任式が執り行われ、世界秩序の場にアメリカ合衆国が戻ってきました。その政治哲学をめぐる状況は、過去の記事(哲学への視座(1))で触れてきました。米国社会の分断・二極化が言われるなか、BLM (Black Lives Matter) 運動(日本語では、NHKによる紹介)など、社会的マイノリティの立ち位置が問われた最近でもありました。この下で、多様な価値観をもった人々が民主主義的な意志決定過程にどう参加しうるか、が問われていると思います。
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