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新潟大学ELSIセンター(仮称)キックオフシンポジウム

今朝はオンラインで、地元・新潟大学主催のシンポジウムに参加。企画・司会の川展之先生、コメンテーターの佐藤靖先生はじめ、お言葉を借りれば「業界感あふれる」顔ぶれ。生命倫理へのかねてからの関心と《弱さを強みに変える》という設立コンセプトにも惹かれ、期待以上に充実の内容でした。

ELSIとは科学技術・医療が抱える倫理的・法的課題を考える学術領域。出生前診断と「産む」選択の決定支援障がい者の移動を支える工学の力、政策判断に生かすビッグデータのあり方とその法的課題…JST-RISTEX 小林傳司センター長の基調講演ではヨーロッパの先行事例が、また大阪大学ELSIセンターの気鋭 標葉隆馬先生からはガバナンス志向が体系的に聞けたのも幸運でした。

思えばお役所系業界で「日本は課題解決先進国」とはよく言うものの、お上の振る舞いを正当化する強弁じゃないか…と密かに疑問でした――対して《弱さ》とは誰もが何がしか孕むもの。モデレーターの宮坂道夫先生が提起された「克服する/受け入れる」二項対立から「標的/前提条件」への捉え直しには、目から鱗でした。

便利さの一方で地方の《弱まり》が語られる今、今朝の催しは独自性を模索する大学自身の姿勢にも映りました。そして「自分にとっての地元って何だろう」――歳ごとに過ごした時間が縮み、新型コロナ禍で越県できない今、ふと考えるきっかけにもなりました。


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