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カテゴリー別アーカイブ: 書評
哲学への視座 (3) 『世阿弥の稽古哲学』を読む
「温故知新(故きを温ねて新しきを知る)」という言葉がありますーー古来の智恵に新たな視点を得るヒントがある。筆者がこれを実感するのは日本の古典芸能やアレクサンダー・テクニックに接したことが大きいですが,その本質をなすのが「稽古(アレクサンダーテクニックでは「ワーク」)」です。昨年そ集約的な著作が増補版として再刊しました。
(さらに…)アカデミック・リテラシー (1) 学術書を読む
教育研究の現場が様変わりするなか「アカデミック・リテラシー」の重要性が叫ばれて久しい。振り返れば,議論は1990年代初頭の教養教育改革・大学院重点化などを契機に始まったが,本ブログでも古今の画期となる著作を振り返りつつ,その現代的意味を再考してみたい。
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