哲学への視座 (2) 『「人間以後」の哲学』を読む

2020年も残り10日余りとなり,大半の人の脳裏に浮かぶのは,野生動物との接触から人類に広まったとの説も有力な新型コロナウイルスでしょう。私たちの生活様式を大きく一変させた新型コロナ禍は,私たち人類に「自然とのかかわりをどう捉えるか」そして「日々生きる世界をどう捉えるか」にまで再考を迫ったといえます。

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オルガニスト石丸由佳の5年を聴く

 2021年1月より長期休館に入る横浜みなとみらいホール。 石丸由佳(りゅーとぴあ[新潟市民芸術文化会館]第四代専属オルガニスト)は,初代ホールオルガニストの三浦はつみ氏により20年近く続いたインターンシップ・プログラムで学んだ第6期生である(オルガニストのご紹介|横浜みなとみらいホール – 海の見えるコンサートホール (yafjp.org))。本日は20余名の同窓生「ルーシーズ」から只一人抜擢され,4年9ヵ月ぶりのオール・バッハ公演を行う。石丸の完全帰国後ほどなく,その実演に接し,また数々の音源を耳にした立場から,以下では一人の聴き手として拙いレビューを試みてみたい。

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アカデミック・リテラシー (1) 学術書を読む

教育研究の現場が様変わりするなか「アカデミック・リテラシー」の重要性が叫ばれて久しい。振り返れば,議論は1990年代初頭の教養教育改革・大学院重点化などを契機に始まったが,本ブログでも古今の画期となる著作を振り返りつつ,その現代的意味を再考してみたい。

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